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事故全容
 2003/12/04
[白州発工直車輌の荷崩れ事故]
見取り図
(クリックをすると拡大画像が表示されます)
見取り図
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File No.  28
管轄  S東物
件名  白州発工直車輌の荷崩れ事故
協力会社(1)  鴻池運輸(株)
協力会社(2)  今成運送(株)
協力会社(3)  高陽運輸→渋川物流
積荷損害  天然水2L 702ケース
損害額・万円  
誰が・当方  男性31才
誰が・当方・車種  大型ウィング車
誰が・当方・No.  群馬100か2961
誰が・当方・トン  13.5トン(増トン車)
誰が・相手方  -
いつ・年  2003
いつ・年月日  2003.12.04
いつ・時刻曜日  4:30・木
どこで(1)  群馬県甘楽郡妙義町
どこで(2)  県道(熊坂峠)
事故度(1)・加害  -
事故度(1)・自損  当方
事故度(1)・被害  -
事故度(2)・人身  -
事故度(2)・車損  -
事故度(2)・物損  -
事故度(2)・渋滞等  -
積荷以外損害  -
事故類型  発進操作不適
事故分類  製品破損事故
当方・原因  ・急坂での発進時における運転操作ミス・積荷を考慮していないルート選定
当方・状態  坂道発進
相手・原因  -
相手・状態  -
備考  ・今回の事故は、直接原因は「発進時における運転操作ミス」ですが、その伏因として運行ルートの選定にも問題があったように思います。初めて走行するルートは、当然ながら実情報がないため、道路の経路や通行車輌の状況などについて相当の注意が必要ですし、トラブルに対する措置も「ぶっつけ本番」となります。初めてのルートを選択する(試す)のは、空車時で且つ時間的に余裕があるような場合に実施し、その結果をふまえて「積載時の運行に適切か否か」の判断をすべきと思います。
安全運行を実施するためには、実走行前の「適切なルート選択」と余裕を持った「時間配分」による無理のない運行計画が大切です。
当該事故車輌は、AT(オートマチック)車なので概念的には坂道発進の場合でも、逆走(バック)はしないものと思いがちですが、実際には、現行の大型トラック等に使用されているAT車は、セミオートマが殆どで乗用車のAT車とは構造的に違います。したがって、急な登り坂などでは、エンストになったり、操作具合によっては逆走(バック)することもあります。 各社におかれましても、通常車輌は勿論、AT車であっても「坂道発進」の際には、サイドブレーキを併用した「基本操作」を日頃から心掛けるようご指導のほど、よろしくお願いいたします。


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