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事故の対応 |
国道19号線を塩尻方面へ、連続するトンネルを走行中、明順応により前方の視界が回復しない状態で前方走行中の乗用車が方向指示器を出さずに急ブレーキ後左折、当該乗務員は緊急回避のため急ブレーキによる回避行動を行いました。乗用車は左折後そのまま走り去ってしまいました。積載製品を確認したところ養生はすべての隙間へ適切に挟んでありましたが、全体的に前方へズレてしまいました。当該車輌の車間距離はトンネル内で50m以上ありましたが、暗い所より急に明るいところに出ると起こる明順応を起こし、一時的に視界が悪い状態でしたので回避が遅れ、緊急回避行動を行いました。速度は70km。 |
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留意点 |
公道では、技術の未熟な人や周囲の迷惑を考えない人など「いろんな人」が車を運転しています。相手とコンタクトを取ることができない運転中は相手に安全運転を期待することができません。事故に巻き込まれないためには「自身」で事故回避のための措置を常に考えた運転を行わなければなりません。その時々の天候や交通状況に応じた速度と車間距離、及び十分な安全確認が必要だということです。今回の事故では、トンネルが続く条件の悪い状況にも関わらず速度を超過(70km/h)していたことと、状況に応じた安全確認の方法がとれていなかったものと思われます。
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