|
事故の対応 |
梓の森配送センター積込後市川市の得意先へ向けて走行中、点滅信号交差点で横から出てきた軽自動車との衝突を回避しようとした際、急ハンドルを切り操作不能となり運転席を下にして横転。その際、街路灯・配電盤等を薙ぎ倒しながら民家2件に激突した。配電盤に激突した際、地中埋設送電線を損傷したため付近一帯が停電となる。
又、電線のショートでトラックのウィングに引火したが、現場に居合わせたダンプの乗務員殿の咄嗟の判断で、消火器により消火活動を行っていただけたため、直ぐに消し止められた。11:00すぎにトラックがレッカーで移動されるまで、6時間に渡り付近道路が封鎖された。5/28朝日・読売・毎日・産経・下野新聞朝刊に掲載、企業名・積荷に関する情報は無かった。 |
|
|
留意点 |
早朝時は、車輌の通行量も少なく比較的「走行がし易い」状況となります。そのため、運転に対する集中力が薄れ安全確認が疎かになったりすることが少なからず起こるものです。また、交差点の信号が点滅になっているのも早朝時の交通量の少ない時によくみられます。点滅している信号にもそれなりに規制があり「黄色の点滅は徐行運転」「赤色の点滅は一旦停止」となっています。
民家や外灯の損壊、配電盤破損による付近一帯の停電と6時間にも及ぶ通行規制、加えて当方の車輌・積荷が共に全損になる「甚大な被害」を伴う重大事故に発展した今回の事故も、双方の乗務員がそれぞれ相手方車輌の動向に注意し、点滅信号の規制を遵守しておれば防げた事故だったように思われます。各社におかれましても、通行量が少ない早朝や深夜の運転は、走行が容易な反面今回のような重大事故が発生するリスクも多く含んでいることを再認識して、安全運転に努めていただくよう乗務員さんへの周知徹底をお願いいたします。
|
|
|