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事故の対応 |
「発生状況」 平成17年7月23日、サントリー高砂工場様から高知県下(17軒)のお得意先配送商品を積載し出発。当該商品の配送日は7月25日であったため、乗務員の変更を行い、7月24日午後9時頃大西運送駐車場を高知へ向け出発。その運行中、高知県吾川郡伊野町の国道194号線の左カーブを通行中、荷崩れを発生させ、車両後部積載の製品が右あおりに寄りかかった状態となったため、運行を中断し乗務員が大西運送に報告を行う。
「対処及び事故原因」 7月25日午前7時50分ころ、弊社に上記報告が入り、大西運送の対処を確認したところ、責任者が現地に向かい確認を行った後、荷崩れ商品約200ケースを手作業にて別車両に積み替えを行い高知に向け運行予定との確認となった。同日午前9時頃、サントリーフーズ様に上記内容を報告し、その後お届け先様に遅延不足報告をおこなったものです。荷崩れ原因は、最後部積載パレットにあて板、またはラッシングベルト等による事故防止策がとられていないことと、カーブでの減速不足が原因と判明、これを直接原因と確定し対策策定を行うこととしました。お届け先不足商品はお届け先了解のもと、25日出荷26日配達にて手配完了。 |
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留意点 |
サントリーの物流では製品の望ましい養生の仕方として、製品に隙間がある場合は緩衝材・ベニヤ板を適正に入れラッシングなどで製品を固定することをお願いしておりますが、惹起車輌はこの養生方法に不備があったように思われ荷崩れ事故が発生したようです。工場から出荷した品質の状態で、お得意様にお届けするのは物流会社の責務と考えます。各社におかれましても、運行ルート上にあらかじめ急カーブや起伏などが予想されるような時はその状況に応じた養生と、「急」のつく運転操作をしないよう乗務員への周知徹底をよろしくお願い致します。
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