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事故の対応 |
赤信号で停車後、青信号にて発進にて前車に続き発進した所、左側に停車していたトラックが赤信号を無視して発進し、当方車両左側に接触して停車した。車両を降りて加害者の運転席へ向かうと車内で暴れたり意味不明な事を大声で叫んでいた、普通では無い状態ではないと思ったが、車両より降りるよう声をかけるといきなり逃走した為、警察に通報し追いかけたがその後も信号待ちの車両に追突し、40mをバックし後方車両の乗用車に乗り上げ後もアクセルを踏みタイヤを空転させていた為、車内の母親と2歳の子供を抱き安全な場所に避難させ、追突された車両の女性2名も救出した所で通報を受けた警察官に加害者を引き渡し、事情を説明した。その場でひき逃げ、当て逃げの現行犯逮捕となった。被害者4名は救急車で搬送され、当方は軽い怪我で済んだ |
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留意点 |
当該事故を惹起した相手運転手には、薬物飲用による精神障害の疑いがあるようです。事故内容も常識の範囲で考えられない状況で、被害も当方車輌以外に複数の車輌被害と複数の人身被害を発生させています。当方運転手は他の人身被害者の救出と警察への通報、及び加害者の身柄確保にも貢献する活躍で当局からお褒めの言葉をいただいたそうですが、起こるべきはずのない状況が目前で発生し、「公道上ではなにが起こるかわからない」ということをより実感させる出来事でした。今回ような事故は稀だと思いますが、若し事故に遭遇した場合でも、慌てずに「先ず自身の安全確保と他の被害者の救出、警察や救急の連絡と二次災害防止の処置など等」必要な措置を迅速且つ適正に行うためには、普段からの指導が不可欠と思われます。各社におかれましても緊急時の措置を適正に行うための方策(緊急時対応マニュアルなど)を定め、乗務員が安全で適正な措置を実施できるようご指導のほど、よろしくお願いいたします。
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