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事故の対応 |
当該車両は9月29日に仙台空容器倉庫にて積置きをした空樽を利根川ビール工場で卸し、同工場にて三陽物産(株)城西支店日通笹目行きの製品を積込むため、28番バースに着床した(荷卸時は異常なし)。左側の積込みが完了し、アオリとウイングを閉めようとしたところ、燃料の臭いがするので確認すると、燃料タンクの給油口より燃料が漏洩しているのを発見した。(左側が積み上がった際に車両が左側に傾き、燃料キャップの空気孔より燃料が漏洩したと思われる)。当該車両は前日の21時38分、栃木県佐野市にて燃料188リットルをガソリンスタンドにて給油しており、燃料タンクが満タン状態であった。 |
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留意点 |
以前にも燃料洩れ防止のための留意点として、燃料タンクのキャップには通気孔(直径3ミリ程度)があり、給油口まで満杯に給油(満タン)してしまうとキャップから燃料洩れを発生させる恐れがあることをお知らせしていたと思います。今までにも満タン状態で勾配のある場所に駐車していた車輌から燃料が漏洩したトラブルは多々発生していますが、今回は積み込みの際に片側に積み付けを行ったことで車輌が傾斜し、結果として傾斜地に駐車したのと同じ状況になり、燃料洩れを発生させたようです。何故、片側のみ積み付けをおこなったのか不明ですが、積込み先の庭先条件や作業形態から今回と同様の状況が起こることは今後も十分考えられることです。同じトラブルを起こさないためには、給油の際、燃料を入れ過ぎないことやキャップの閉まり具合の確認、連結タンクの場合は弁を閉める等の注意を怠らないことが必要と思われます。
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