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事故全容

FILE No.87  管 轄:S西部
件 名 運転操作不適による横転事故
発生年月日 2006/11/7(火)
発生場所I 一般国道196号線併設の
今治小松自動車道 (湯ノ浦IC出路)
発生場所II 国道
路面状況 ドライ
発生時刻 22:50 天 候 晴れ
責任区別 ●自  責  ○他  責

事故種別 ○人身事故  ●物損事故  ○その他
事故類型 車輌事故

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当方情報
元請会社 四国名鉄運輸(株)
実輸送会社 JA愛媛物流(株)
車輌情報 大型貨物
積荷情報 ビール-616cs
状  態 走行中
事故原因 速度超過
被害I:人身  
被害II:積荷 ビール-616cs
被害III:車損 車両左側面損傷
相手方情報
社名・個人名等  
車輌情報  
積荷情報  
他(建造物等)  
状  態  
事故原因  
被害I:人身  
被害II:積荷  
被害III:車損  

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事故の対応
上記日時、場所において、弊社協力会社JA物流の増トン車両が、湯浦インター出路手前のカーブで急激なブレーキ操作をおこなったことから車両が横転。この事故による乗務員本人の怪我、商品の飛散は無いものの、事故発生場所が片側1車線であったことから一般国道196号線併設の今治小松自動車道(今治湯浦〜東予丹原の1区間)が約4時間に亘り通行止めとなったものです。また、積載商品がお得意先5軒であったことから、早朝に報告を行い、サントリー様、お得意先様のご指示のもと2軒のお得意先様に対し11月8日出荷、当日夕方お届けにて代品出荷を行い配達完了。他3軒は11月9日配達にて手配を完了。 尚、該当車両は最大積載量13t、実積載重量は約6.5トンであった。養生状況はパレット間すべてに養生材の使用とラッシングベルトを使用していたため、横転時直後の商品飛散は免れたものと推測されます。
留意点
速度超過と急激なブレーキ操作が横転の直接原因のようですが、速度超過の要因として集中力の低下があったように思われます。出路に向かう場合、本線走行時と比べて減速するのが通常の運転なのにオートクルーズを設定したまま出路に向かった時点で、危険に対する感度が鈍っていたように思います。運転手はカーブにさしかかって危険に気付き、慌ててブレーキ操作を行ったことがバランスを失う結果になり事故に至ったことが推測されます。集中力を欠き、惰性のまま運転を行っていることを「漫然運転」といい、事故原因の多くを占めています。「漫然運転」に陥る要因としては、慣れた道や、高速道路など単調な運転による緊張感の薄れや疲労から来る体力の低下などがあります。適度な運転離脱や休憩取得は「漫然運転」防止に効果があるようです。各社におかれましても同種事故の再発防止に向けた取組みのほど、よろしくお願いいたします。





事故の影響等
公共機関出動 なし
マスコミ報道等 -


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