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事故の対応 |
***工場内において当社手配の上記車両が、燃料洩れ事故を惹起させました。漏洩の状況は、守衛室前付近で20cm程度の洩れが2箇所とローリーヤード内で25p×10pの洩れが1箇所、その他にも構内で5p程度の漏れを2箇所発生させています。漏洩箇所は、当該車両の燃料エレメント本体に3pほどの亀裂が発生しており、この亀裂部分から燃料が洩れた事故です。
工場担当者様の指示により当該車両は直ぐに同工場から退出しました。今回の漏洩事故では、***工場の皆様方に大変ご迷惑をお掛けし、衷心よりお詫び申し上げます。漏洩の原因として、梓の森工場では入門の際に「燃料・オイル洩れ」がないか直前確認し、異常の無いことを確認してから入場するルールですが、当該乗務員は当日の始業点検の時に異常が無かったことから入門時の確認を怠り、十分な確認をしないまま「異常無し」と申告して入場したものと判明しました。
事故惹起後、1次協力会社を交えて2度の事故反省会を実施し、状況確認と原因究明、再発防止策を協議しました。日常点検、法定点検(3ヶ月、1年)における燃料・オイル漏れ確認を再度周知徹底させます。また、各工場や配送センターでのルール遵守についても自社・協力会社に再度周知徹底いたします。 |
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留意点 |
運行前点検や日常点検において燃料フィルターの点検は通常行うことはありませんが、点検時において車輌下の路面に漏れ跡がないかまた、少し覗き込む事によって車輌自体ににじみがないかこまめに確認することで発見できることがあります。今回の漏洩事故は燃料フィルター本体の亀裂によって発生したもので通常使用においては考えられないことです。このように、いつ何処で何が起こるかわからない状況ですので、運行途中においてもこまめに点検して確認していただくようよろしくお願いいたします。また、工場や配送センターには入門時の確認ルールなどがありますので、車両の性能を過信せずに再度点検確認した上で入場していただくよう、乗務員へのご指導をよろしくお願いいたします。
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