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事故の対応 |
同倉庫にて積込作業終了後、トラクタヘッド右前輪に設置した輪止めを外すのを忘れ、発進しようとしたところ、輪止めがはじき飛ばされ、近辺に置かれていた製品に接触。製品2c/sを破損せしめる。怪我人はありませんでした。輪止め2個はロープでつながれていたが、ロープに輪止めを固定する金具ごと破損し、輪止めがはじき飛ばされる状態となった。 |
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留意点 |
サントリーの物流ではタイヤ止めの設置基準として『(1)運転席下の前輪タイヤに(2)タイヤと平行して設置し(3)取り忘れ防止の措置を施す』ということが決められています。(1)運転席下の前輪に設置は、作業終了後の乗車時に取り忘れないように「確認し易い」ように運転席下と定めています。(2)タイヤと並行して設置は、もし取り忘れてもタイヤと並行に設置していればタイヤ止めに乗り上げても跳ねて飛ぶ確率は極めて少ないと思われます。(3)の取り忘れ防止の措置は、取り忘れたことによって跳ね飛ばされたタイヤ止めによる事故を防ぐために、たとえばタイヤ止めに紐を付けて運転席のドアノブ等に掛けるなどの方法を事務局でもご案内していました。基準通りの方法でタイヤ止めを設置すれば同種事故の再発は防げると思います。また、今回は固定していた金具の破損があったようですが、日々使用するタイヤ止めですので適切な時期に「ロープ・固定金具」の点検をお願いいたします。各社におかれましても安全のために設置するタイヤ止めが事故を誘発することの無いように正しい『タイヤ止めの設置基準』について、再度、周知徹底をよろしくお願いいたします。
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