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事故の対応 |
1)加害者は倉庫内より製品をB車へ2P/Lフォークで積込み中であった(繰返し作業)。2)被災者はA車の積込済の製品を検品中であった。3)被災者は運転席側の検品終了後、助手席側の検品を開始した。4)被災者は、隣のバースで他者が積み込みを行っていたことを認識していた。5)加害者は、①地点、及び②地点で被災者の存在を把握していた(災害図参照)。6)被災者は、積込みパレット枚数の総数を確認するため、後方を確認せずに後退した。7)加害者が、B車運転席側積み地点まで後進している時に、後退してきた被災者の右足とリフト左前輪が接触した。 |
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留意点 |
リフトの走行するところと検品等の作業場を混在させると今回のような事故が発生します。再発防止に向けて、検品等の作業場とリフトや車輌の通路を区分することが必要と思われます。作業中(検品・積卸確認含む)は、リフトの走行路に立ち入らないようなルール(積卸時は荷台の上が基本)の策定も必要かと思います。そして作業中は目視による確認に加えて声を掛け合っての安全確認が基本です。(相手に安全行動を期待しないで、必ず目と耳で確認)また、荷台の上では必ずリフトマンの視界に入るところに位置し、急のつく行動をしない。リフトを誘導する場合は大きな声で行いリフトマンと声を掛け合って相手の返事を確認してから次の行動に移ることが必要となります。
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