先般、澁澤倉庫社手配車輌がサントリー宇治川配送センターの構内で、左ウィングの閉止を忘れ、工場から倉庫へ連なるオーバーブリッジに接触をし損傷させ、また製品破損をも招く事故が発生いたしました。同社は昨夏にも同種事故を2度発生させており、今回の再発を重く受け止め、今後の再発防止を求めるとともに、下記のとおりの処置を通告いたします。

記

処置内容： 近畿エリア内および九阪・名阪・東阪各エリア間の社内移動取引のうち、宇治川配送センター発着分を一時停止する

実施期間：平成15年4月3日（木）〜4月12日（土）

注意：本件は基本的な安全確認が欠落してしまったために発生した事故です。今回の事故では、幸いにも構造物損壊落下による人的災害に至ったり、生産ライン直撃による製造停止などの大惨事にこそ至っておりませんが、まかり間違えば大きな災害を引き起こしかねませんでした。重要な場面・動作では、新物流安全5原則にあります「合図・指差呼称の励行と安全確認の徹底」をお願いします。
また、ウィング開放走行による接触事故を防止するため、1／30の旧安全幹事会の場でお願いをしました、（1）メカロック（インターロック）装置の装備推進　（2）ウィング閉止の注意喚起ツール活用による安全確認の実施　（3）輸送・配送センター一体となっ たウィング開放走行根絶の呼び掛け　の推進をお願いいたします。

備考：なお、澁澤倉庫社ではウィング開放走行根絶のため、（1）自社車輌および協力会社車輌へのインターロック装備を、現在推進されております。　（2）また未装備車輌については、独自のウィング開放中を示すマグネットステッカーを活用して注意喚起をおこない、（3）車両発進前に車輌の周りを一周して安全確認をする。　などの再発防止に取組まれています。